現地レポート

【現地レポート⑥】リバウンドでの貢献も大きかった#8 深水虎太郎選手〜B.FORCE愛媛〜

2024年1月5日

 最終スコアは『57ー46』。

 昨年大会の 1 回戦でも対戦した B.FORCE 愛媛とライジングゼファーフクオカ U15との一戦は、今大会では B.FORCE 愛媛に軍配が上がりました。

 1 月 5 日行われた「京王 Jr.ウインターカップ2023-24」の男子 2 回戦。昨年大会では 4 点差で敗れた B.FORCE 愛媛は、第 1 クォーターこそ 4 点のビハインドを負ったものの、第 2 クォーターで逆転に成功します。後半は一進一退の展開となりましたが、終盤にライジングゼファーフクオカ U15 を引き離し、昨年のリベンジを達成しました。

 この試合、勝敗を分けた一つがリバウンドです。ライジングゼファーフクオカ U15 の34本に対して B.FORCE 愛媛は41本。数字だけを見るとダントツに B.FORCE 愛媛が多いというわけではありませんが、試合ではたとえボールを保持できなくても、ティップでボールを弾くことでライジングゼファーフクオカ U15 の攻撃を遅らせるなど、数字に表れない動きが光りました。

 そのリバウンドの中心となったがの B.FORCE 愛媛の #8 深水虎太郎選手です。14本のリバウンドのみならず、ティップなど積極的に空中戦に臨みました。

「自分が跳ぶことによって、周りの選手、味方たちが取ってくれるという信頼があります。絶対リバウンドにからもうと思っていたし、一つでも多く、チームとしてリバウンドを取れたことは良かったです」と、深水選手はリバウンドについてこう語りました。

 指揮を執る小倉貴誉ヘッドコーチも「(ティップでこぼれた) 下のボールを狙うことを徹底しました。そこの役割分担をはっきしりしましたが、今日は深水や小森 (蒼斗) ら高さのある選手がよくからんでくれましたね」と、186センチの深水選手と188センチの小森選手の奮闘に目を細めます。

 昨年大会からスターターを務める深水選手にとってもリベンジとなったライジングゼファーフクオカ U15 戦。「昨年の 3 年生たちの分も勝ちを取ることができてうれしいです」と、試合後は笑顔を見せました。試合では13得点16リバウンドとタブルタブルをマークするなど、エースとして頼もしいの働き。1 年の時を経て、一回りも二回りもたくましくなった姿をコート上で披露しました。

 深水選手の目標は、NBA でプレーする八村塁選手 (ロサンゼルス・レイカーズ)。「体が強く、リバウンドや 3 ポイントシュートなど何でもこなすので、自分自身は八村選手ほどの身長はないのですが、これからどんどんフィジカルを強くして外からでも中からでもプレーができるオールラウンドな選手になりたいです」と、目を輝かせていました。

 明日 (6日)、深水選手の属する B.FORCE 愛媛は 3 回戦で北海道代表の BBA と対戦します。小倉ヘッドコーチは「タフな戦いになりますが、やれることをやって頑張りたいです」と、意気込みを語りました。

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