【現地レポート②】目指す “ HIGHTIME ” へ、もっと強く ~HIGHTIME #17 勝部璃子選手~
2024年1月4日
幕を開けた京王 Jr.ウインターカップ2023-24 は初日に男女40試合がおこなわれます。すなわち参加104チーム中80チームがコートに立ち、40チームが大会を後にすることになります。いわゆる “ 初戦敗退 ” ですが、その言葉が持つ響きほど、彼ら彼女らに力がないわけではありません。むしろ、そうした敗れたチームのなかにもキラリと光る選手が多くいます。
HIGHTIME (島根) の #17 勝部璃子選手もその一人でしょう。
身長177センチはチーム内ではもちろんのこと、この日の対戦相手、北九州市立折尾中学校 (福岡) のメンバーと照らし合わせて見ても、最も身長の高い選手です。
しかし彼女のポジションはセンターではありません。プレーエリアもペイントエリアではありません。むしろアウトサイドからのプレーが彼女のプレースタイルです。
「ミニバスのころから身長が高いほうだったんですけど、それでもずっと外からのプレーをさせてもらってきました。HIGHTIME に入ってからも、今まではドライブだけでしたが、最近はガードのプレーやセンターのプレーも大畑 (未央) ヘッドコーチに教わってきました」
その言葉どおり、3 ポイントシュート 3 本を含む、両チームトップの36得点をあげています。リバウンドもチームトップの 9 リバウンド。その存在感は間違いなく HIGHTIME にとって欠かせないものでした。
前回大会ではチームの準々決勝進出に貢献し、敗れたその試合後に「大きな選手が相手でもしっかりと点を取って、ディフェンスもしっかりできるような選手になって、戻ってきたい」と言っていました。今年は初戦敗退に終わりましたが、1 年前に公言した個人としての目標は十分に果たせたと言っていいでしょう。
「今はまだアウトサイドのプレーが中心なので、これからは身長を生かして、ディフェンスによってはインサイドで強いプレーをしたり、ガードのプレーをするなど、どのプレーでも平均以上の優れたプレーが出せるように頑張りたいです」
アウトサイドのプレーだけでなく、ペイントエリアでの強いプレーを身につければ、もっと輝くことができる。#17 勝部選手は広く大きな可能性を持っています。彼女が目指すべき “ HIGHTIME (絶頂時)” はまだ先にあるはずです。